車を安く購入する話は散々したので次は車を安く維持する話。
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維持費の話
車の維持費を考えたとき、一度に多くのお金が出ていくときはやはり車検。スポーツカーだろうが普通の車だろうが車検代は高い、お店に出すと20万円の見積もりを出されることもよくある話。
そんな中車検代を大幅に安くする方法はユーザー車検一択である。
この記事ではそんなユーザー車検についてを解説していく。ざっくりと。
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そもそもユーザー車検とは
そもそも車検って2年に1回、車両運送法とかの法律の基準内に収まってるかどうか車を検査すること。何を検査するのかと言えば、
- 灯火類は点灯するか
- ワイパーは動くか、ウォッシャー液は出るか
- タイヤの溝はあるか
- メーターにチェックランプはついてないか
- 排ガス内の有害物質は基準値内か
- 車はまっすぐ走るか
- ブレーキはちゃんと効くか
- スピードメーターは壊れてないか
- ヘッドライトの光量は足りてるか、光軸は基準内か
- 下回りのボルトは緩んでないか
- ボディに腐食はないか
- オイル漏れはないか
- サスペンション部分に異常はないか
検査レーンで見てるものはこれだけ。車高下げたりしてたら高さ測られたり、マフラー替えてたら音量測られたりするけどそれはまた例外。基本は箇条書き部分のみ。
これを検査してるのが陸運局。ユーザー車検とは自分で陸運局に行って検査を通すこと。
陸運局での検査は誰でもできる、そもそも法律的にはこれがスタンダード。書類も全部自分で揃えなきゃいけないし、車検に通らない箇所を自分で直さなきゃいけないからそれをお金払ってお店に任せているのが今の一般的な車検。
ちなみに自分たちで検査ラインを持ってて検査員も雇ってるところが指定工場で、ここに持っていけばその場で車検が行われる。
指定工場じゃない車屋さんは車検に確実に通るように整備して、車を陸運局に持って行ってる、いわばお客さんの代行してくれてる。
そもそも車検費用は実質1300円~1700円
タイトル詐欺みたいになってるけど内訳をみると分かる。
車検で支払うお金は重量税と自賠責と手数料。この手数料ってのが本当の車検費用。
重量税は本来毎年かかる税金なんだけど車検の時に2年分いっぺんに払いましょうっていうシステムになってるから同時に払わなきゃいけない。
自賠責は事故った時のための保険、法律上絶対加入しないといけないし2年更新だからじゃあ車検の時に一緒に払いましょうっていうシステムになってる。
自賠責に関してはやろうと思えばタイミングをずらせる。ただ更新を忘れて警察に捕まると免停、ずらすリスクはでかい。
手数料は文字通り車検を受けるための手数料、検査ラインでの審査のため、車検証や車検ステッカーの発行のために使われる。だから本当の意味での車検費用ってのはこの手数料のみ。
システム的に3つの費用を全部同じタイミングで払いましょうってだけの話。これをベースに車屋は点検整備手数料と車検代行手数料とオイル交換などの定期メンテナンス費用と車検不適合箇所の整備費用を上乗せして見積もりを出す。だから車検は高く感じる。
実際問題車検費用ってのはそんなに高くないのが分かると思う。車に乗ってる人たちがみんな車の整備できるなら車検費用に関していちいち悩むこともない。現実はそんなことないから整備士という職業が存在し工賃という形でお金を支払っている。そこにビジネスが成り立っているというわけ。
でも車検整備なんかどうやるのさって話
この画像が整備記録簿ってやつ。車検前点検ってのは基本的にこれ、どこの車屋もこれに倣ってやってるしぼくもこんな感じでやってる。
少し車に詳しくてジャッキでも持ってれば誰にでもできる。どこかをばらすなんてこともない、しいて言えばタイヤを外すくらい。
これの通りに見ていってエアフィルター汚れてるなあとかブレーキパッド減ってるなあって思ったりして変えようかなって思えば交換する。
あとは油とか液とかの交換、エンジンオイル、ミッションオイル、ブレーキフルード、クラッチフルード、クーラント。ウォッシャーは少なければ補充。
基本的に普通に走ってるような車であれば車検に通らないなんてことはまあ起きない。
ってゆーか2年点検とか言うてるけどエンジンルーム内と下回りは定期的に点検しよう。オイル漏れの早期発見だったりゴム系部品の破れだったりは車検通らない可能性があるんだけど車検前の点検でそんなの見つかったら無駄な出費がかかる。出費はできる限り分散させたい。
そもそも日常点検は道路交通法で運転者に義務付けられてる。
ただこの2年点検を車屋に無料でやらせる裏技もある。
車検の見積もりを取ってほしいって頼むんだ。見積もりは無料、しかもリフトに上げてわりと隅々まで見てくれる。出てきた見積書にはどこをどうするかの詳細が書いてあるから自分が気付かなかった修理場所が見えてくることがある。お世話になってる車屋にやっちゃだめだよ、よくあるチェーン店に頼むんだ。見積もりだけもらって帰ればいい。
じゃあユーザー車検にしよう、何がいるの?
さてユーザー車検には何がいるの、書類とかいっぱ必要なんじゃないのって話。
ユーザー車検に必要なものはこれら
- 平日休み
- 現金
- 車検証
- 認印
- 自賠責保険証明書
車検証と自賠は車に常に置いてる、じゃあ家から持っていくものは現金と印鑑のみ。
ただユーザー車検に絶対に必要なのは何よりも平日休み。陸運は平日しかやってない、こればっかりはどうしようもない。どうしても平日休みが取れないなら友達とか家族に頼むか、諦めて車屋に出すか。
平日休みを取って陸運局に行く、突然行っても右も左もわからんだろうが陸運局にいる人に初めてユーザー車検に来たんですけどって言えば丁寧に流れを教えてくれる。この書類とこの書類に必要事項を書き込んでこの窓口に持って行けとか。
何かを書く必要のある書類は全部陸運局においてある。鉛筆もボールペンも置いてある。君が陸運局に持ち込んでいくものは財布と印鑑と車検証と自賠責だ。
車検の検査申請書をもらってそこに手数料分の印紙を貼ってもらったらいざ検査ライン。このへんはYouTubeに動画乗せてる人いっぱいいるから見よう。ぼくもユーザー車検の動画撮ってYouTubeにあげて収益得たい。
検査ラインでは〇とか×とか出るから〇が出ると素直に嬉しい。全部通れば思わずガッツポーズも出る。
お金は結局合計でいくらかかるのって話は別の記事でも書いてるけど例えばぼくのシルビアだと約6万円。ユーザー車検だと整備とかでこれ以上出費がかさむってことはあるけどこれよりは絶対に下がらない。高いよ…
もし検査ラインで通らんかった場所があると再検査になる。1日に4回チャンスがあって通らんかった場所だけ再検査、1日のうちに終わらなきゃ限定車検証ってのを申請できてその日から10日間くらい猶予がもらえる。限定車検証での検査も通らんかったとこだけ再検査。
大体通らん場所ってヘッドライトの光軸なんだけど陸運局の近くにテスター屋さんがあってそこで直してくれる。費用は2000円ほど、安い。それ以外にも通らんかった場所って言われても検査員の人が多少は説明してくれるから言われた通り直せばいい。大体そんなに難しいところでもない。ググれば解決策出てくる。
ぼくの場合排ガスで引っかかったけどインジェクターのカプラー1個抜いて排ガス検査して事なきを得た。SR20って燃料吹きすぎなんだよな。
言葉に惑わされるな、ビビるな
よく言われるのが車検って自分で通せるの?通していいもんなの?ってこと。車検って言葉だけが独り歩きしてんなあって思う。ユーザー車検行ってみればわかるけど車検ってそんなに高尚なもんじゃない。
公道にブレーキの効かない車走ってたらいやでしょ、それを検査するのが車検、おおざっぱに言えばね。
保安基準対応とか車検対応とかの言葉が存在するけどそんなのも気にしすぎ、書いてあるのは安心ってだけで書いてないのも車検通ることもある。車検も結局人間がやってるしね、裁量の差って出るよ。
車に関してそんなにビビらなくていい、もっとラフに気楽に向き合っていいもの。これ大丈夫かなって不安になってるそのマイナスな気持ちと時間がもったいない。
気楽に考えて車にかかる費用は抑えようねって、車は持ってるだけでお金かかるのにそれを趣味にしようってんだ、節約しなきゃやってられないよ。お金が無限にあるわけでもないからね。
極力節約してお金をかけるべきところにしっかりかける、これがすべて。
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